リメンバー・ミー

同時上映で最初に観た「アナと雪の女王」のやつでちょっと泣きそうになる。

それにしてもピエール瀧はすげーな。

この日は体調がいまいちで。頭痛薬を飲んでいた。

本編が始まっても痛くて、２錠追加で飲んだ。

頭痛いし、なんとなく眠いし、どうもどっぷり映画に入り込めない。歯がゆい。

「リメンバー・ミー」自体はめちゃめちゃ面白いんだけど。

体調不良が勝ってしまった。

因みに吹き替えで観ました。体調不良だったから正解だったかも。

松雪泰子の声が良かったなあ。藤木直人は藤木直人の顔が浮かんできちゃって

あともうひとつだったなあ。

でもどれもこれも頭痛の中、ぼんやりしながら感じたことです。

あの死後の世界の描写は、これぞピクサー、ディズニーで、

一瞬で自分も世界に飲み込まれる感じ、気持ちい。

泣きポイント①は、藤木直人（うーん役名さえ忘れた、ひどい）が、

小さい娘に『リメンバーミー』を歌うところだよね。

そこかしこからすすり泣きが聞こえました。さっきまでこそこそしゃべっていたうるさいおばさんのすすり泣きも聞こえ、いらっとしました。

泣きポイント②は、ラストの、ミゲルがココばあちゃんに『リメンバーミー』を歌うシーンです。ここだろ、ここが泣くところだろ、みんな！と頭痛を抱え朦朧としながら思っていました。みんな早くに泣きすぎて、しまったと思ってるのではないかと、ひねくれた私は思っていました。

体調不良のため全然話に入り込めなかったわたしも、ここでは我慢できず自然と涙がボロボロと流れました。

ここでは会場の泣きの声が半端なかった。

突如「ワン！」という犬の鳴き声がしました。スクリーンからではなく、客席から。

犬？犬がいる？いや、そんなわけないよな・・・。

そのあと、嗚咽・・・うーん、この表現ははばかられるが、

あえぎ声のような、、、「えっ、いっっ、いっ、えっっ、ぅえっ・・」

犬もいれば、映画館でやってしまっているカップルが？！

いや、全て泣き声だったようです。たぶん、嗚咽を我慢した誰かが、

我慢できずに発した声が「ワン！！」で、あまりに嗚咽が激しく、

高速化した嗚咽があえぎ声のように聞こえてしまったようで、

異様な空間になってました。

それだけ泣かせる映画「リメンバー・ミー」。

うん、これは誰もが泣ける、泣きたければこの作品。

もっと、体調が良い時に観たかった。

毎日「りめ～んばみぃ～」と歌う日々です。ほんと名曲。

レディ・プレイヤー１

面白かったー

人生初の4Dはこの作品で体験しました。

おもしろかったで、4DX。

思った以上に動いたけど。しかも四六時中。

けっこう激しい時もあり。激しい時は確実に酔いそうになったので、

背もたれから背を離して、激しく揺れる座席の上で両腕を気持ち広げながら

ゆらゆらとバランスを取る体勢で鑑賞しました。

今回の作品を4DXで観たのは結果として正解だったと思う。

4DXでなくても楽しめそうだけど。

VRの世界がまんま映像化されている作品だったので、動く座席で観られたのは

よりVRに近い体験をできたと思います。

未来、ああいう感じにマジでなりそうと思う。やばいね。

 

80年代のオマージュがテーマになってる作品で、

色んな80年代カルチャーが出てくるんだけど、個人的にいち番揚がったのは

ジョン・ヒューズのくだりでした。

 

これ、あるあるかもしれないんだけど、

「バックトゥザフューチャー」の監督をスピルバーグと勘違いしていて、

今回の作品観て、『やっぱりスピルバーグ最高』と勝手に高まっているのは

私です。「バックトゥザフューチャー」でもろに映画の洗礼を受けたのに、

監督をついついスピルバーグだと勘違いしてしまう。

 

 

 

THE SHAPE of WATER

やっと観に行った。

（観に行ってからこの記事を書くまでに既に2週間以上経っている）

期待以上。

わたしはギレルモ・デル・トロ監督が好きだ。

好きな人って、大体顔を見て、目を見てピンとくる。

わたしはギレルモ・デル・トロさんが好き。

「パシフィック・リム」も好きだった。

 

この世は沼のようだ。青黒い、緑の藻が漂い、紫色がかった、

濁った沼がいつも眼前に広がっている。

時折そのすき間から青い空が見える時もある。

 

沼の中に居ながら、いつも光を見逃さないようにキャッチする。

光は必ずあると信じている。

 

サリー・ホーキンスの瞳の光。沼の中にいながらも、光を捉えた彼女の瞳が

この作品全体の照明になっているようだと思った。

 

肯定感＝YESと優しさは何よりも優る、と思っている。

こいつは自分たちと「違う」からヘンだ。

全てが優れているものが人として強い。

強いことは安心。優越。その裏に泣き崩れいる人がいても、見なかったふりをする。

この世は難しい。

 

イライザ（サリー・ホーキンス）が殺されて、川に沈んで、

モンスターが救って、良かったと涙が出た。

みんなみんな弱いけど、優しくて良かったと思った。

 

ところで、モンスターは

サワーズカメカメの【カメ】に似ていると思った。