THE SHAPE of WATER
やっと観に行った。
(観に行ってからこの記事を書くまでに既に2週間以上経っている)
期待以上。
わたしはギレルモ・デル・トロ監督が好きだ。
好きな人って、大体顔を見て、目を見てピンとくる。
わたしはギレルモ・デル・トロさんが好き。
「パシフィック・リム」も好きだった。
この世は沼のようだ。青黒い、緑の藻が漂い、紫色がかった、
濁った沼がいつも眼前に広がっている。
時折そのすき間から青い空が見える時もある。
沼の中に居ながら、いつも光を見逃さないようにキャッチする。
光は必ずあると信じている。
サリー・ホーキンスの瞳の光。沼の中にいながらも、光を捉えた彼女の瞳が
この作品全体の照明になっているようだと思った。
肯定感=YESと優しさは何よりも優る、と思っている。
こいつは自分たちと「違う」からヘンだ。
全てが優れているものが人として強い。
強いことは安心。優越。その裏に泣き崩れいる人がいても、見なかったふりをする。
この世は難しい。
イライザ(サリー・ホーキンス)が殺されて、川に沈んで、
モンスターが救って、良かったと涙が出た。
みんなみんな弱いけど、優しくて良かったと思った。
ところで、モンスターは
サワーズカメカメの【カメ】に似ていると思った。